2013年10月14日月曜日

風が吹く


前の日記に「風が吹く、、」なんて文章に書いたせいか?外はライブ前から強風が吹いてきました。「西荻案内音頭」を披露し、参加してくれたみんなと輪になって踊り、続いて「どじょうおじさん」を歌ったのですが、後半は声が出なくなってしまって、、これも風のやつめ!とチョンまげをほどき、長髪をなびかせながら、風を挑発したライブとなりました。集まってくれたみなさま、ありがとうございました。

今朝、犬子と善福寺公園を歩いていたら、池のボートが目に入りました。空の色もきれいだし、空気もいいから気分の良くなったボクらは屋根のついた足漕ぎのボートを借り、池をスイスイと漕ぎだしました。ハンドル操作するもので微妙なハンドルさばきで方向が変化します。まっすぐ進むためにハンドルを左右上手に動かしてゆきます。

昼食は前々から気になっていた人気の中華屋で、山椒のよくきいたマーボー豆腐定食をいただきました。それからゆうべのステージとなった路地、「仲よし小路」にある「茶舗あすか」での茶会に参加しておいしい緑茶をいただきました。

ゆうべの人の波がうそのように路地は静かです。風もおだやかです。昔、この路地には紙芝居屋さんがきていたんだ、と聞きました。今は日曜日に子どもたちがカードゲームを道にひろげて遊ぶ姿が見えます。ここから見える夕日がきれいです。

こんな路地がいつまでも残ってほしいなあと思います。たとえ寝転がっても平気そうな(しないけど、、)そういう空気感のある路地ってイイものです。

2013年10月11日金曜日

西荻案内音頭CD


瀬戸内海の小さな島に全国から観光客が集まっていました。そんなことは10年前にはなかった光景です。大きな橋が出来た影響で、島や香川県から若い人が出て行くばかりで、1日に何便しかないフェリーに乗ってわざわざ島へくるお客さんなんてほとんどいなかったのですから。

島にある廃校や廃墟での風通しの良い場所では、芸術、アートを見る際のあの息苦しさも感じません。素人が作品を見
て理解できないことだって良しとできるし、さらに島の人たちもいっしょになってこの祭りを楽しむ心意気があるのがいい感じです。


ボクは毎年呼んでくれる豊島の島キッチンでの切り絵ショーでした。雨でしたが、お客さんはひっきりなしに来てくれました。旅する人が一瞬立ち止まって、切り絵のモデルになってまた去ってゆく、この時間にもいい風が吹いてくれている気がしました。

東京へ戻ってきてからの数日は今週土壌日の夕市のための仕込みが続いています。いよいよ「西荻案内音頭」のCD、そして手ぬぐいのセットが発売されます。ジャケットには西荻ゆかりのイラストレーター、マンガ家、アニメーターの作家さんの絵を使わせてもらっています。ジャケットを見て、これはだれの作品だろうか?と眺めるのこともできるし、作家さんたちの西荻おすすめスポットが覗けるようにもなっています。さらに紅白柄のてぬぐいには音頭の振り付けの絵がデザインされています。音はゆうまでもなく、音楽家の熱い演奏と、和やかな空気感が音にあらわれいて、聞いていたら踊りだしたくなります。


http://nishiogi.in

たくさんの人たちの応援でこの商品は出来上がっています。声をかけさせてもらった作家さん、音楽家のみなさんは「西荻の町を盛り上げるためになら喜んで応援させてもらいます」と言ってくれます。そう言われる「西荻」ってすごい町なのかもしれませんね。

島も、町も、いい風が吹く場所に、人は集まってくるのだと思います。

土曜日は西荻の町でパン祭りを楽しんでから、夕方6時頃からみなでいっしょに音頭を踊りましょう。秋の風に吹かれながら……