2013年9月16日月曜日

大正琴チームと一緒に


佐渡島で奇跡の共演をはたした「カサブランカ」のみなさんと先週の日曜日に東京メルパルクホールで再共演をしてまいりました。

カサンブランカは総勢20人のメンバーのほとんどがおばあちゃん、いやいやお歳をめしたお姉様たちで、大正琴で演奏をする佐渡島のチームです。レパートリーの一曲に「銭形平次」があって、その3分の曲の間でボクが銭形平次をイメージした切り絵をするというコラボレーションを大舞台でやってきました。

本番前の楽屋ではお姉様たちが自前のお揃いのスパンコールの衣装を着て「緊張するわ〜」「わたしの前で切り絵してね。お客さんの目線から逃れたいから」とかいろいろと話されています。いよいよ次が本番の時がきまして、カサブランカのみなさんと舞台の袖で待機します。まさか自分が大正琴のお姉様たちと共演だなんて、、と思うと可笑しくなりました。

本番は3分程度であっという間に終わりました。終わってから楽屋裏ではその模様を見ていた何人かに「よかった」「おもしろかった」と声をかけていただきました。楽屋はすぐに次の出番のお姉様たちの着替えです。しみーず姿のお姉様20人に囲まれ。居残りのように頼まれてしまった大正琴の先生たちの似顔切り絵をしている自分がこれまた可笑しく思えました。

メンバーの中に男性が一人いらっしゃいました。物腰のやわらかい控えめな人です。本番前日のリハーサルでは毛のない頭に、本番当日はしっかりと黒々しいカツラでおめかしをされていました。この後カサブランカのお姉様一行は長野県の温泉で一泊するそうですが、その男性は佐渡島へ一人帰っていったそうです。

翌日は巨大な台風が東京を抜けていったのです。