2012年4月7日土曜日

似るは楽し


昨日は家で芸能人の顔を切っていました。 

来週の9日から14日、21日から26日の日程で浅草の浅草寺のイベント「奥山風景」にいぬんこの紙もの雑貨と共にボクは切り似顔絵で参加のため、お客さんへのアピール用に有名人を切ってみたわけですが、苦戦をしたのが安室奈美恵ちゃん。やはり女性の似顔絵というのは難しいもの。さらに芸能人の写真を見ながらですから、なかなか満足いくものができませんでした。アムロちゃんなんて30枚ぐらい失敗をしました。 

できるだけ切らずして似せることができればイイなあと思いますが、まだまだそういう境地ではありませんし、お客さんに細かい処理をするとありがたがられるので、技術をみせびらかしたいという欲が消えません。それでも7、8時間ほど切り続けていたりしますので、ボクは似顔絵を切ることが好きなのでしょう。 

以前から思っていたことで「似てる」と喜ぶお客さんを見てボクも楽しくなるのですが、なぜ「似てること」はおもしろいのでしょう。 

技術向上の為に、駅ですれちがう人の顔を2秒ぐらいで頭の中に描いてみる訓練をやります。これは目の力をつけるためですが、慣れてくるとホントに2秒ぐらいで描けるような気分になるから不思議です。人の顔ってパーツの特徴ではなく、たちあらわれる何かを掴まえることです。その何かを掴まえるために、個々の違いを見るのです。 

似ることは「違い」が見えるということで、個性を知ることです。似ることがおもしろいということは、個性はおもしろいということです。個性は何も「特別」である必要などありません。生まれついてみな違うし、違う生き方をし、どんな人も個性的でおもしろいのです。 

たくさんの人が存在することで、個性はその数だけある。おもしろいことは星の数ほどあって消えることはありません。だから楽しく生きてゆけるのです。 



奥山風景 案内図 こちらの 百歳屋とゆうところです。