2011年9月18日日曜日

つげのくし

先日のこといぬんこがボクに「つげのくし」とやらをプレゼントしてくれました。
ボクの髪の痛み具合を気遣ってくれたようで、けっこうイイ値のするくしを買ってくれたようです。なんでも、くしは苦死として縁起が悪いとゆう見方もあるそうですが、一方つげのくしは「神のおつげを聞き、苦死を解きほぐす」ともいわれるらしく、そちらを信じることにします。たしかに髪の毛は体の一部の中では「死んでいる」ものらしく、あとは傷んでゆく一方、、できるだけケアして傷みを和らげることしか方法はないようです。この長髪も白く、細く、少なくなってきているので、いつまでこの長さをキープできるのかはわかりません。

いぬんこは洗髪した後のボクに「髪をとかさして」と言います。サラサラになってゆく髪の毛を見て楽しいようです。幼い女の子が人形の髪の毛にくしをとおして遊んでいるのと同じようにボクには見えます。女性の遺伝子には「くしをとおす」という楽しさが組み込まれているのでしょうか。

こちらでも、町を歩いていてもどうやらこのチョンマゲをチラチラと見られているよ、といぬんこが言います。東京の人は遠慮がちだから、見るなんてことも失礼なことで誰も見ていないと思っていましたが、そうでもないようです。つげのくしのおかげで美しくなったチョンマゲはさらに目立つのかもしれません。

さて、こちらでは暇な時間を過ごしているボクですが、たまにおもしろがって気さくに声をかけてくれる方がいます。1ヶ月前に青空亭の二人に西荻について話を聞きたいとボクらにインタビューしてくれたのが、西荻で服屋を経営されている「ストア」の國時さんという方です。國時さんも西荻という町をおもしろがっていきたいと、チャサンポー等のイベントなどをひらいておられます。
http://teratotera.jp/column/ks01_01.html

自分が住む町をおもしろくしていきたい。

今日は武蔵小金井で「あいのてさんまつり」に参加しました。あいのてさんは言わずと知れた即興音楽の天才です。即興音楽もいかに今あるものでどう楽しむのかがおもしろいところ。昨日は、参加してくれた20人ほどのお客さんと即席でちんどん屋を作って町を練り歩いてきました。

あいのてさんは今後10年間、毎年武蔵小金井という町でイベントを続けていくようです。メンバーの尾引さんもやはり自分の住む町を楽しくしていきたいとの強い気持ちからこのイベントを企画したそうです。そういうイベントに参加させてもらいうれしく思います。明後日の19日はひさしぶりにあいのてさんとの即興パフォーマンスです。
http://chateau2f.blogspot.com/

國時さんがデザインしたTシャツには「家」の型がデザインされています。今日のあいのてさんのイベントに着ていきました。

今住む町は誰にとっても「home」なのです。


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